2023年3月19日(日)相原一智ピアノリサイタル
二大名器による響演~1917年製ニューヨークスタインウェイ×1838年製プレイエル~
※おかげさまで無事終演致しました!
【会場】
茨城・水戸市、水戸奏楽堂
【開演】14:30、開場14:00
【プログラム】※当日演奏した順番に並んでいます
第1部 1917年製・ニューヨークスタインウェイで
- ラフマニノフ パガニーニの主題による狂詩曲 作品43から第18変奏
- ラフマニノフ プレリュード集 作品32から 嬰ト短調、ト長調
- J.S. バッハ=ブゾーニ編曲 シャコンヌ
- ラヴェル HAYDNの名によるメヌエット
- ラヴェル 「クープランの墓」から、トッカータ
第2部 1838年製・プレイエルで
- J.S. バッハ 平均律クラヴィーア曲集第1巻 第4番 嬰ハ短調(プレリュードと、5声のフーガ)
- ショパン ノクターン第8番 変ニ長調 作品27-2
- ショパン=バラキレフ編曲 ピアノ協奏曲第1番ホ短調 作品11から第2楽章「ロマンス」
- ショパン エチュード 嬰ハ短調 作品10-4
- ショパン 舟歌 嬰ヘ長調 作品60
第3部 1917年製・ニューヨークスタインウェイで
- シューマン 交響的練習曲 作品13(1837年初版)
- フランク=コルトー編曲 ヴァイオリン・ソナタ イ長調 第4楽章
アンコール
- ショパン ノクターン第2番 変ホ長調 作品9-2
- スクリャービン エチュード 作品42-4 嬰ヘ長調,42-5 嬰ハ短調
【お申込み、お問合せ】
↓水戸奏楽堂オンラインチケット申し込み までお願いいたします。
オンライン チケット申込み ♪ (mitosougakudou.com)
【メッセージ】
昨年に引き続き、水戸奏楽堂という素晴らしい会場でリサイタルをさせて頂けることになりました。
2台のピアノを用いた内容で、動のニューヨークスタインウェイ × 静のプレイエル、と同じピアノでもこんなにも個性が違うものなのか、と弾くたびに目から鱗が落ちる思いです。
貴重な体験で、私もとても楽しみです!!
【終演後】
皆様に支えられて、満員のご来場の中終演できました。本当にありがとうございました!終わったのはなんと17時をまわるという・・・、2時間半以上の長丁場になってしまいました(笑)。
今回のプレイエルの調律は、キルンベルガーに近い形とお聞きしました。ピッチは432ヘルツ。ですので2部のバッハは、「平均律」クラヴィーア曲集ではなく、本当のタイトル「良く調律された」クラヴィーア曲集、で演奏させて頂けたことになります。和声の響きが新鮮でした。
プレイエルは、高音域がとてもタッチが軽く、ペダルは2本。左のシフトペダルは「今のピアノよりも多く音色を変えられます」!右のダンパーペダルも、予想よりも効きが良く、今のピアノと大差ありません。
「舟歌」では、今回ショパンの自筆譜複写、を見ながら練習を重ねましたが、非常に細やかにペダリングの指示が書き込まれており、かなり今回は取り入れました。この作品に関しては、ショパンの自筆譜を見ることで驚くような気づき、目から鱗、が数多く存在します。imslpで簡単に手に入りますので是非ご覧ください。
ニューヨークスタインウェイの低音は本当に忘れられない、非常に伸びのある力強い音の美しさで、今回は2台ともに、ピアノの素晴らしいコンディションに助けて頂きました。